クレジットカード現金化の落とし穴

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現金化と言えば『クレジットカード現金化』というくらい浸透しています。

今回はそんなクレジットカード現金化の落とし穴を解説していきたいと思います。

クレジットカード現金化とは?

クレジットカード現金化とは、「ショッピング枠」を使って業者指定の商品を購入し、その商品を業者に買い戻してもらうことで結果的に現金を得る行為の事です。
即日現金を得られる利便性はあるものの、リスク(規約違反による利用停止)もあるので注意が必要です。

業者としては購入代金と買い取り金額の差額が利益となり、消費者にとってもすぐに現金が手に入るので一見winwinのすばらしいビジネスモデルに思えます。

しかし、その実態には違法性の問題詐欺など、

さまざまな落とし穴が潜んでいるのです。

クレジットカード現金化の違法性

これについては現時点では違法ではないもののグレーだと言えます。

クレジットカード会社は、現金化をすることを目的にショッピング枠を利用する行為を認めていないので、もし発覚した場合には利用者であるあなたのクレジットカードが利用停止になるおそれがあります。

よくクレジットカード現金化業者のホームページには「公安委員会からの許可を取っています!」と謳った表示がされていますが、これはあくまで「古物取引の営業」の許可を取っているだけであって、クレジットカード現金化の許可を取っているわけではないのです。

クレジットカード現金化の手口

ここまで書いてきたのはあくまで「真っ当」に営業している業者を前提としています。

そして、このクレジットカード現金化業界には悪徳業者がいることも知っておかないとなりません。
万が一このような悪徳業者に当ってしまうと本来の目的である現金を手に入れることもできませんし、最悪の事態に陥ってしまう可能性もあります。

・消費者に数十万円の決済をさせるだけさせておいて、現金のキャッシュバックをしない。
・ホームページの記載とかけ離れた法外な手数料を要求し、それを拒否すると法外なキャンセル料を要求する。
・問い合わせ等で得た顧客情報を闇金などに流す。

優良現金化業者とその見極め方

クレジットカード現金化にはさまざまなグレーな要素があります。
前述した通り、クレジットカード現金化には様々な落とし穴があり、悪徳業者に引っかかってしまうリスクは避けようがありません。

とはいえ数十年ビジネスとして生き残っているのは、消費者の需要がとてもあるからに他なりません。
クレジットカード現金化の負の要素を充分に理解した上で、少しでも安全で優良な業者を選ぶことが重要になってきます。

「最短振込み5分!」「換金率98%!」といった謳い文句には必ず仕掛けがあります。
換金率の相場は80%前後と言われていますから、極端に高い換金率の表示に惑わされないようにしましょう。

詳しいことは電話で問い合わせてみるのも良いでしょう。
問い合わせ時の対応でもある程度業者の良し悪しは見抜けます。

また、当然ですがホームページに業者の所在地などの会社概要の記載がない場合は危ないです。

トラブル一覧

グレーな要素があるクレジットカード現金化ですが、それに関して想定できるトラブルとその対処法について解説いたします。
もしクレジットカード現金化を利用するのであれば、どれも最低限知っておかなければならないことですので、しっかり押さえておきましょう。

個人情報を悪用

クレジットカード現金化業者の中にも優良業者と悪徳業者、それぞれが存在します。
なかでも、悪徳業者は高確率で闇金や反社会勢力とのつながりを持っています。
そういった業者に個人情報を取られてしまうと、どこでどのように悪用されてしまうかわかりません。

カード利用停止の恐れ

クレジットカード現金化はカード会社の利用規約に反する行為ですので、それが発覚した際にはカードの利用停止または退会の処分を受ける可能性があります。

これについてはクレジットカード現金化を行った時点で均等に発生するリスクですので回避する方法はありません。
もしそれでも利用するのであれば、優良業者を選んでおいた方がそのリスクは小さくなるでしょう。

換金率がホームページの記載と違う

クレジットカード現金化の換金率の相場は約80%と言われています。

逆に言うとそれより大幅に高い換金率はありえないと思っておいた方が無難でしょう。

悪徳業者の中には相場以下の換金率を提示してくるところもあるので、そういった業者は避けましょう。
換金率の面で不安が残る場合は一度小額で利用して試してみるのも一つの方法です。

現金が振り込まれない

全く振込がされないケースもありますが、現金は振り込まれたが金額が少ないといったトラブルはありえます。
悪徳業者はなにかと名目をつけて手数料を乗せてきたりします。

そのようなトラブルを防ぐためにも、最終的な契約内容をメールで送ってもらうように促し、それらを保存しておくなどの対処を取っておくのもよいでしょう。

まとめ

クレジットカード現金化という行為自体に違法性はありません。

しかし、クレジットカード会社はこれらに準ずる行為を規約で禁止しており、場合によってはカードの利用停止措置を下すことを明記しています。
ただし、実際には停止措置まで受けるケースはほとんど見られないのが現状です。

クレジットカード現金化以外にも現在では、キャリア決済現金化なども選択できます。

近年、買取業界も盛り上がりを見せているため2022年は新たな手法が生まれてもおかしくありませんが

どのような手法も悪徳業者は存在します。

そのような業者には騙されないよう知識を得ることも重要です。

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