利息はカラダで!ひととき融資の実態とは

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ひととき融資とは性行為を条件としてお金を貸す行為の事を言います。

一見漫画や映画のような話ですが実は現実社会で多くの被害が出ています。

このひととき融資が事件化されるに連れ金融庁なども注意を呼び掛けています。

当然ターゲットは収入が少なかったり、コロナ禍で仕事がなくなり資金面で苦しんでいる女性などです。

さらに消費者金融などの金融機関もブラックになってしまい、どこからもお金が借りられない人という事になります。

なぜ「ひととき融資」と呼ばれるのか

ひととき融資の語源はどこからきているのかは実ははっきりしていません。

しかしその「ひととき」という言葉から想像するに

・ひとときの間貸主と時間を過ごし融資が行われるから
・ひとときだけの短期間の融資であるから

などでしょうか。

なかにはこんな説もあります。

・人(ひと)木(き)を組み合わせ体(からだ)になる

ちょっととんちが効きすぎてて違うような気もしますね。

なぜ利用してしまうのか

先程説明した通り利用者、つまりターゲットは女性です。

一般的には男性に比べ女性の方が収入が少なく、その影響もあり生活に苦しんでいる人が多くいるというのが現状です。

そのため生活費や支払いが収入より多くなってしまうとどこからかお金を借りるしかなくなってしまいます。

もちろんそうならないように節約をしたり副業をしたりなど、なんとか頑張って生活している女性も沢山います。

しかし今のこのコロナ禍で仕事がなくなってしまった方や収入が激減してしまった方も多くいます。

そんな時まず最初に向かうのは消費者金融だと思います。

法定金利内で安全に利用できるのですが、それでも支払いが遅れてしまえばブラックになってしまいます。

また、年収の3分の1までしか融資が受けれない総量規制もありますので、なおさら収入が減少してしまった場合は融資の門が狭くなります。

このどこからもお金を借りられない状況こそがひととき融資が発生してしまう状況なのです

ひととき融資はどのように行われるのか

ひととき融資はどのような流れで行われるのでしょうか。

援助交際などでよく利用されるマッチングアプリなどでしょうか。

調べてみるとひととき融資のほとんどはSNSなどの募集から発展するようです。

流れはこうです。

1 貸主がひととき融資の募集をかける
2 お金に困っている利用者がメッセージを送る
3 条件面の合意
4 直接会い融資が成立

このようにSNS上での簡単なやり取りで借りれてしまうので利用者が増えていってしまうのでしょうね。

融資の金額は1万円~10万円ほどが多いという印象です。

画像でもわかる通り20才~35才などのように年齢や容姿を聞いてくるのもひととき融資の特徴です。

利用する女性は当然被害者となるわけですがこのSNSの時点で一度思いとどまらなければいけませんね。

実際にあったひととき融資の例

では実際あったひととき融資の例を見ていきましょう。

まずは男性が投稿したSNSの画面です。

このような内容の投稿に利用者である女性はメッセージを送ってしまいひととき融資を受けてしまいました。

これとは逆に女性の方からひととき融資をお願いするような内容での投稿なんかもあるので、100%女性が被害者なのかという疑問が出てきてしまうのも否めないところです。

実際の手口はこのような流れで行われることが多いので皆さん気を付けてください。

お金に困っている女性もこの時点でメッセージをしなければ融資を受けることもないので、どんなに困っていても一度よく考えましょう。

ひととき融資が違法である理由

ひととき融資はどのような法律に触れるのでしょうか。

まず無許可で貸金業を営んでいるとして貸金業法違反となります。

次に法定利息を超える利息を取っていた場合は出資法違反にもなります。

売春や強制わいせつにはならないのかとい意見もありますが、売春とは「対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう」ということですので特定の相手と成功しているひととき融資は売春にはなりません。

また強制わいせつに関しても「お互い同意のもと行為が行われている」ので該当しないことになります。

実際の逮捕例

実際の逮捕例もあります。

見ず知らずの女性に性行為を条件に金を貸す、いわゆる「ひととき融資」を行ったとして、50代男性が貸金業法違反(無登録営業)の疑いで逮捕されたニュースが話題となっている。

報道によると、容疑者の50代男性は2020年6~7月ごろ、貸金業の登録をすることなく、20代の女性2人に3回で計160万円を貸し付け。容疑者はSNSでお金に困っている女性を探し、性交渉を条件に貸し付けを持ちかけていたという。

さらに容疑者は、現金を渡す際に「婚約証明書」と称した書面に署名させていたとのこと。逮捕された50代男性は「婚約者に対してお金を貸した」と容疑を否認しているようだ。

3/4 ニュース

こちらは2021年3月に実際あった逮捕例です。

貸金業法違反とはなりますがそれよりもやはり女性のカラダを担保にするような卑劣な行為が許しがたいです。

再三申し上げておりますがくれぐれもひととき融資にはお気を付けください。

まとめ

ひととき融資は被害者から見ても周りに相談しづらい内容です。

ですので一番いいのは初めから手を出さない、そういう話があっても絶対にお金を借りないという事が大事です。

ひととき融資は人の弱みに付け込んで行われる卑劣な犯罪行為です。

もし魔が差して借りてしまった場合は勇気を出して警察か弁護士さんに相談しましょう。

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